simple thing

Posted: 2011/12/17
本能的に危険を察知できる人は、全体のわずか4%にしか満たないそうです。
では残り96%はどうかと言うと、「まわりを見てから行動」するのです。

その「見えてる」4%の人が、声を荒げて真剣に危険を訴えたところで
その人はキチガイ扱いされ相手にされないのが世の常です。

このことは戦時中の「非国民」という発想とも全く同じですが
終わってしまえば、あんな考えは非常識だ!人道的でない!
と真逆のことを皆が口を揃えて言うのも、
幾度となく世界中で繰り返されてきた、社会の鉄則なのだと僕は思います。

これが「同調」に美学を見いだす日本人特有の感性なのか
あまりに大きな虚構のために誰も気づかない高度な洗脳なのかはわかりません。


野田総理は福島第一原発の事態の収束宣言を先日しましたね。
疑心暗鬼を通り超して、あからさまに嘘言ってるよね?
ってみんな思ってた矢先の今日の事故
笑い話にもほどがある。

これでまたはっきりしました、政府は僕らを騙しているということが。



…改めてこう書き綴ってみると、虚無感でいっぱいになりますが
近所の公園の砂場では毎日普通に小さな子供達が遊んでいるし、
福島の放射線量はチェルノブイリと一緒だというのに、
先日そっちに行った先輩の話によれば、市内は普通の生活があり
イルミネーションが煌々と街中を照らしているそうな。。
この矛盾。。世の中みなさんどう思ってるんでしょう?

仕事があるから、家があるから、
今すぐに動けない理由なんて皆いくらでも持っているでしょう。
時間がないから、といって将来のことを考えなかったり
そのための行動を取らなかったら、それは嘘を言ってる人の思うツボです。
彼らはその混乱・葛藤を見越して発言していると思います。
放射能が人体に及ぼす影響も、確実にあるとわかっているけど
証明する手だてが難しいことを見越して、
「ただちの影響のある数値ではない」とふざけたことを言ってるのです。

どんなに美辞麗句を並べられたところで
本当の安心なんて来やしない。
安心は自分の心に従ってはじめて着いてくるものでしょう。

食材への不安があるなら自分の目の届く範囲で入手すればいい。
東京に住んでる人なんて、恐らく半分以上は農業未経験者でしょうから
自作することに対しての現実味なんて全く持てないことでしょう。
どの程度の苦労がある(意外に苦労がないかも?)という実感は
自分の手で土を触った者にしかわからないであろう感覚だと思います。

東京電力が嫌いならそこの電気を使わなければいい。
東京の城南信用金庫は、東電からの電気を買わないこと
原発に依存しない社会を作るという考えに基づき、
PPS(特定規模電気事業者)へ舵を切ったのは英断だと思います。


とまあ、探せばいくらでも手段はあるのに、楽な暮らしを知った現代人にとっては
今までのスタイルを崩すことは恐怖に他ならない、ということさえも
仕組んだ奴の想定内なんじゃないかと最近は思ってしまいます。
戦後60年、日本人は甘い汁だけたらふく吸わされ
気づけば肥満で自分の足元も見えないほど肥えてしまったじゃないか!
…けどまいっか、しょうがない。今の暮らしがなくなると困る〜 

みたいな図が浮かんできます。

例えばの話ですが、20人仲間を集めて、半自給自足の暮らしを実践しようとしたとき
どの程度の現実味を皆は感じることができるだろう?

必要最小限のモノで暮らしたり、知恵を出し合って
生活をつくっていくことは意外とイージーな事なのかもしれません。

半径数キロ以内で何でも手に入る都会にいると、
全く現実味が湧かない世界すぎて、逆に最近それを夢想するのが楽しくなってきました笑

今年はいっぱい断捨離しましたが、
本当に必要なものは何なのか、皆が共通意識を持てたらいいですよね。

「考える」ことは誰も殺さない武器になる。
やめてはいけないと思うから、下らないと思ったこともここに書く。
この発想はパンクですね!DIYは小さい頃から大好き。
好きを続けたいだけで、ここまでこうして生きてきてしまったからには
この行き方を徹底して貫けば、僕の生きた意味を成す。

今年は狂ったように考え、狂ったように仕事しました。

おかげ様でビジョンがはっきりしてきました。
来年は動くぞ!!

原発や政府に中指立ててても何も始まらない。
前向きな心と行動で巻き込んでいってムーブメントを作るしかないのです。

具体的なビジョンが今、求められている気がします。




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