We Shall Be Relesed

Posted: 2011/12/27
いよいよ2011年も残すところあと5日となりました。
今年は「忘年会」でなく「刻年会」をやるべきかと…

冗談抜きに2011は絶対忘れてはならない年になりましたね。

人生の歯車を狂わされた人も多くいらっしゃったでしょうが
僕は今になってですが、前向きにこの事象を受け止めることが
できるようになっている気がします。
もちろん今も原発マフィア並びにその周辺への不信や怒り、
そして身体への害、これからの生活への不安etc…は拭えませんが。


3月14日の、プルサーマルを使用している福島第一原発3号炉の爆発は
精神的にも、ものすごいインパクトでした。

僕は相談した数名に非難されたり、仕事のことで後ろ髪を引かれながらも
その日の午後一番に西へ一週間ほど避難することを急遽決断しました。
この爆発でプルトニウムが東京へも飛散し多くの地域が汚染されたことを
数ヶ月後に知ることになり、さらに衝撃を受けました。


あのとき最終的に信じたのは、どんなニュースでも情報でもなく
時間を共有した「仲間の言葉」と「自分の直感」でした。

全く眠ることのできなかった行きの夜行バス、
カーテン越しにみえるどんより曇った空から昇る朝日をみて
今日が在ることに涙したことは忘れることができません。



あれから9ヶ月以上が経ち、
その間に姉に甥っ子が生まれ、
命の連鎖に自分ごとのように感動し、
今まで何とも思っていなかった日常に
全ての必然を見いだせるようになり
断捨離をし、ありのままの自己を見つめ
時空の存在や人生の意味と向き合い
本当の意味での信じるとは何かを考えたり…
まさか自分がそんな風になるとも全く思ってもいませんでした。

そういう意味では、良い年だったと
本当に思っています。
相変わらず金はなかったけど
とても良い仕事に巡り合わせて頂いたりもしましたし。

先日先輩宅で飲んでいたときに
改めて聴いたBob Dylan『I Shall Be Released』
の歌詞を調べていたら、様々な意訳があるようですが
大塚まさじさんの歌詞があまりに今年の心情とマッチしていたので
載せておくことにしました。

また、この歌のことをtwitterに書いたら
震災後、この曲を聴いてだいぶ助けられた!という方もいました。
そう、『音楽の必要性』も今年は痛いほど実感させられましたね!





変わっていくなんてきっとないぜ
君の世界なんてほど遠い
でも俺をこんなに変えてくれた
昔の友がいるんだ
朝日はもう昇るよ
少しずつだけどね
そのときその日こそ
自由になるんだ
やつらは楽な方を取るのさ
誰とでも手をつなぎながら
でも俺は断じて俺の
考え通りに生きてきたんだ
朝日はもう昇るよ
少しずつだけどね
そのときその日こそ
自由になるんだ
男らしいってわかるかい
ピエロや臆病者のことさ
俺には聞こえるんだ彼らの
おびえたような鳴き声が
朝日はもう昇るよ
少しずつだけどね
そのときその日こそ
自由になるんだ
朝日はもう昇るよ
少しずつだけどね
そのときその日こそ
自由になるんだ
朝日はもう昇るよ
少しずつだけどね
そのときその日こそ



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