Babylon / Truth

Posted: 2011/10/16
そもそも善悪なんて無いはずなのに
あれが良い、悪い、あなたは分かってる、分かってない、とか
最近そういう話が多すぎると思うのです。

そんなものどこかの誰かが決めた尺度に過ぎないはずなのに。

先日、酔っぱらって本当の「悪魔」のことについて考えていました。
物質的バビロンから、そこを支配しているモノについて考えを巡らし、遡りました。

結論から言うとそれは「恐怖」とそれを「煽る」者なのだと思います。
それと対局にある?「自由」や「平等」という考えを、そいつは植え付けながらも
陰ではもっと他人を蹴落とさないとあなたが損しますよ、生きていけませんよ〜
と煽る奴。それが間違いなく悪魔であります。

人間、誰も死にたくないし、誰も死んで欲しくないから
放射能のことでこんなにも騒いでいるはずなんです。
否、そう信じたいです。

恐怖、怒りの「陰性パワー」の対極に在るのは「愛」です。
まさか自分がこんなことを発言するようになるとは思っていませんでしたが
最近は当たり前にそう思うので、そう書きます。

恐怖を克服し、生きること

自分にとって一番の恐怖とは何だろう?

死ぬこと?お金を失うこと?友達を失うこと?
僕は「自分を失うこと」だと思いました。


そんな矢先に、先日亡くなったmacintosh創始者スティーヴ・ジョブスが
生前、大学生に向けたスピーチの動画を、とある人の紹介で見つけ
youtubeで拝見しました。



「ドグマに囚われないでください。
 それは他人の考えに付き合った結果にすぎません。
 他人の雑音に心の声が掻き消されないようにして下さい。
 そして最も大事なのは自分の直感に従う勇気を持つことです。
 直感とは あなたの本当に求めることを分かっているものです。

 Stay hungry.Stay foolish. ハングリーであれ。バカであれ。」


都会に住んでるとよく思うのです。
他人の目を恐れる、自分を肯定できない、ストレスの無い状況を想像できない、
自分のニュートラルは何処にあるのか、自覚しないと生きていけない。
これはある種、異常な状況。何て過酷なんでしょう。

人間、辛いことを我慢しているときは胃のあたりに力が入り、
楽しいときには丹田(へその下あたり)に力が入るそうです。

自分が今、どの心理状態にあるのか分からない、
麻痺している方は思い返してみてください。

からだは間違いなくメッセージを発しています。
魂の在処を教えてくれる肉体にさえ、「ありがとう」
という感情が生まれてさえきます。

人間もっとラフで良いはずなんです。

年々気遣いをしないと生きていけなくなっていっている感じがするけれども
本来もっと人間のコミュニケーションはざっっくり、それこそ本能に沿って
在ったものなんだと思います。

ときには酷いことも言うし、殴ったりするけど、
「殺す」とかそんなとこには到底至らない。

それが能率性や生産性ばかりに捕われた、ある意味、都会的とも言える
合理主義に染まって、それのみが正義と思わせてしまう環境が
バビロンなのであります。

「stay hungry」
この言葉はある意味、真理だと思いました。
「貪欲でありながらも空腹であること」

一見矛盾しているようですが
以前読んだダライ・ラマの本にこんな言葉がありました。

「欲望には二種類ある。一つは、他人を蹴落としてでも手にいれたいと思うもので、
一つは、こうありたいと思う自分である。こうありたい、と思う欲望は悪ではない。」

僕は「hungry」をこう解釈しました。



依存や代替品を求めず、何も無くても生きていける、
自分の尺度と感性をはっきり言えて、それを実践できる、
バカになってそれを信じられるのが勇気なんだと思いました。



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