有りか無しかは自分で決める

Posted: 2012/02/19
先日、数年ぶりに再会した大学時代の恩師は
福島いわき市にある「アクアマリンふくしま」の関係者です。
(自然生態系を再現した、内容も外観も素晴らしい水族館です。)
地震後の話を伺ったら、やはり被害は甚大だったようですが
近所の水産系の飲食店などは再開の目処も立てられないなか、
こちらの水族館は昨年7月には営業再開にこぎつけたそうです。
そこにたどり着くまで、さぞかし苦心なさったことでしょう。


先生との話のなかで70年代より続く福島のヒッピーコミューン、
「獏原人村」の話も出てきて、僕も数年前にとある縁で
そちらでDJをやらせて頂いたことのある場所なのですが
30km圏内のこの村、ほとんどの村民は避難し、
もう数名しか残っていないらしい、といった話をしていた
翌日の今日、ネットでDOMMUNEを何となくつけたらまさに、
その村の当人さん(村長)が出演さなっていてビックリ!
そこで話されていたことがとても印象的で
「震災前は線量が高いところに住むなんて有り得ないと思っていたが
実際に被災者となったら、それが有りか無しかは自分で決めるしかない」
といったことをおっしゃてて、まさにその通りだなと思いました。

それは個人の感性だし、肉体的なことを言えば個人の免疫力次第なのですから。
生活そのものを表現としてきた氏の言葉には何だか力がありました。

だから、一概に個人の主観のみで
あそこにはもう住めない、なんて言えないですね。
反原発も然り拮抗だけでなく、色んな人の考えを聞き
個人の視点を持つことが今とても重要だと感じました。

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