忘れないうちに書いておこうと思ったことがありました。
今月上旬にとある機会があって、大森一慧さんという
マクロビオティックの権威でもある先生の講演、
『食べて生きる- 放射能に負けない身体づくり-』
を聞きに行ったのですが、そのとき大変こころに残る言葉がありました。
僕は熱心にマクロビを探求している輩ではありませんが、
数年前に偶然、西荻窪の中古書店で出会った、
幕内秀雄氏の『粗食のすすめ』という本に感化され
本来日本人が食べてきたものについて考えるようになりました。
中学生の頃、身長を伸ばしたい一心で
腹を下しながらも飲んでいた牛乳。
これ、結局は体に合ってなかったんだな、
ということが10年以上経ってからわかりましたし、
東京に出てきてから年々悪化する蕁麻疹の原因、
そして結局、いかに食文化が利権によって支配されてきたかを
知る契機にもなりました。(このことについては後日詳しく…)
大森先生が推奨するマクロビオティックと幕内先生の言う粗食、
内容についてはこれはほぼ同義として考えてよいと思うのですが
この食に対する話で何より面白いことは、そこに宇宙的哲学があることです。
断捨離することによって超自然的な運命の流れを引き寄せるという考えです。
あまり言及すると宗教じみてきますが、
家のものを捨てたら思わぬところから
嬉しいプレゼントがあったりするのと同じで
食でも同じことが言えるようで個人的には納得できました。
食べ物には陰性と陽性があり、陰は体を冷やし、陽は温めるものです。
また、この陰陽のファクターは私たちの日常のあらゆるところに存在し、
固い/やわらかい、高い/低い、大きい/小さい、上昇/下降、遠心力/求心力など
対になってその均衡を保っています。
前置きが長くなりましたが
放射能というのは極陰性で、もちろん私たちの体を透過すれば
私たちも陰性となります。
放射能対策として、塩、みそ、醤油などが良いと言われているのは
これらの陽性のものを摂取して中和するためです。
また、陰のファクターとして「分離」、
その対として「集合」があります。
放射能によって陰性になった体は、染色体が破壊された状態です。
元来、輪になっていたものが崩されるイメージ。
陰と陰、陽と陽は反発しあうので
陰性人間ばかりの社会を想像するとゾッとしますね…。
しかしながら実際すでにそのような傾向はあるような気がしてなりません。
反原発を唱える輪のなかでも、離反はありますし
家庭があったり自分と同じ生活があるであろう警察官に対して怒りをぶつけたり
なぜそんなことを?と思うことが最近あまりに多すぎて悲しくなります。
言葉を使った「思想の戦争」はすでに始まっていると考えられます。
これが誰かによって仕組まれたものなのか、
それとも大宇宙の運命なのかはどうでも良いことですが
とにかく今、個々が、生きることにとって大切なことは何か、
理解しなくてはいけないタイミングなんだと思います。
憎い奴ほど愛せ、と言いますが
眼に映る全てはメッセージを発している(そんな歌ありましたね!)
ということなんだと思い、日々感謝の気持ちとともに歩んでいく次第です。
また、日々に追われ、限られた時間やその人生の中でも
「伝える」ことを続ける重要性、これをひしひしと感じております。
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