物質的豊かさと繋がり

Posted: 2012/03/11
それぞれの1年。

大きく価値観が変わった人もたくさんいらっしゃることでしょう。
もちろん、僕もその一人です。

「東京」と「自分」
そして「世界」と「自分」

自分が先に進むため、
何をして生きるべきか
1年間よーく考えた結果、
このタイミングで地元・栃木に帰ってきました。

満12年の生活を経て得たものはたくさんあり、
20代をどっぷりそこに浸かって生きたことは
これからの人生での価値観を形成する基盤となりました。
素晴らしい人やモノとの出会いは
格好つけて言えば必然だったと思うし、
奇跡的としか言いようのない偶然にもたくさん出会えました。
酸いも甘いも、めぐりであったと思って全てに感謝です。


地元があるというのは幸せなことです。

『Think Local, Act Global』を考えたときに
そこには、「のびのびやれる環境でやれ」
というメッセージも内包されている気がします。

良いこころの状態で生み出されたものは
良い波動を放って、きっと遠くの人まで届くことでしょう。

僕の新しい部屋からは雑木林が見えますが、
幼少の頃の「庭」の息吹を感じると、
こころが弾みます。
これからの制作が楽しみです。



今日は国会議事堂でも
人間の鎖がつくられ1万人以上がこのデモに参加したようですね。

僕なりの脱原発アティテュードはここ1年で
「毎日の日常からの抵抗」
「世代間の意識交流」
この2点が大きく占めるようになりました。

前者は、
食養や自然療法、民間療法などを取り入れ、
病気をしないこと。放射能に負けない体をつくる。
なるべく病院や薬の世話にならない。
それが横行する利権への抵抗になるはずです。

そして後者は、
これが特に今、重要なことと考えますが
より多くの人と接して、社会の意識の流れをみつめることです。

やはり、親に僕が放射能や原発の話をすると偏っていると言われます。
まあ、つい感情的になってしまっているせいもあるかもしれませんが…
リベラルな意見は導き出すことはできないと思いますが
人と繫がる、この感覚を皆が意識的に持つようになればいいと思います。

「分離」というキーワードを以前取り上げましたが
放射能は「極陰性」であって、透過した人間の細胞を破壊し
分離させます。その体を経て湧き出た感情や波動、
形成される社会のコミュニティーの行く末はどうなるでしょうか。

目に見えることが全てではありません。

世の中、宇宙には人間が知らない事象のことの方が
圧倒的に多く、大げさに言えば「化学崇拝」
人間のその盲信が、戦争に象徴されるような
不和を生んでいる気がします。
僕らが見ている世界は
物質的側面から言えばほんの一部です。


あまり言うとまた偏ってると言われそうですが
日本の伝統的な信仰や天皇などを日常的にみて
まわりの人たちは一体どう理解しているのかかなり気になります。
これも自然や神と「繫がる」意識から来ているのではないでしょうか。
大昔は、この意識がきっと当たり前にあったからこそ
現在これだけ多くの社寺が残っているのでしょう。
もちろん、宗教が政治に利用されてきた歴史を踏まえた上で
そう感じています。それだけ身に染み渡っているというか。

物質的に豊かになればなるほど
この感覚は薄れていくことでしょう。
狩猟時代に食料の調達に四苦八苦してた時代から
人間は常にこころの「安心」や
生活の「安定」を求めてきたのですから。
だから目に見えるもの、結果がすぐにでるものは
一般的に浸透しやすいのだと思います。

今はその最果てにいる状態なんじゃないでしょうか。


音楽を続け、世界の音楽やトライブを知れば知るほど
自国と自分のルーツを知らなくてはならないと感じるようになりました。

これも、東京と地元にいる感覚と同じで
一回外に出てみないとわからないことが多いかもしれませんが
日常の当たり前のなかに、前進するヒントが隠されてると思って
これから先、
オープンマインドで、地に足ついた視点を養っていきたいと思う次第です。

1年前の今日がそうであったように
価値観なんて明日になれば180°変わってしまうのが人間です。

だから、固執しない、馬鹿になる、ムキにならない…
そんなスタンスで今年は伸び伸びやるぞーっ

1 コメント:

  1. jimbo 2012年3月15日 12:38

    やるぞー!!