畜産を考える

Posted: 2012/02/03


先日の32016での【AMBY】遊びに来てくっださったみなさん、
& Bar TDKR ありがとうございました!
かなり久しぶりに作った菜食ダルカレー(豆カレー)評判で良かったです。
昔、店をやっていたときはバターなど動物質のものを使っていたため、
食べ過ぎると胃もたれ、胸やけを感じることもありましたが
サラダ油→なたね油にし、豆乳でコクを出したら解消されました。
また、山いもには消化を助ける酵素「アミラーゼ」が大量に含まれてますので
これまた胃にやさしいのであります◎
(材料メモ:にんにく、しょうが、たまねぎ、にんじん、トマト、じゃがいも、山いも、レンズ豆、豆乳、豆腐、赤とうがらし、クミンシード、コリアンダー、ガラムマサラ、なたね油、塩 )

シンプルに丁寧に、なるべく「生きた」食材を使うことで、劇的に味も変わることにも
最近気づき、自分の料理もネクストレヴェルに達しているのを実感しております 笑


僕はカレーだと、この豆カレーが一番好きなんですが
改めて「肉食」についても皆に考えてもらいたいという気持ちもあります。
自分も100%生粋のビーガン(菜食主義)という訳ではありませんが
意識的に避けるようには努めています。

以前も書いた通り、
畜産物に体内濃縮された放射線を懸念するのは当然のこととして
個人的に一番疑問を感じるのは現在の畜産のシステムにあります。

大量消費のニーズに応えるためだけに命をモノとして扱う姿勢。
(気になる方はyoutubeで「畜産産業」などで検索してみてください)

寝返りを打つことも出来ないような狭い檻の中で
糞尿まみれになりながら、病気を防ぐため抗生物質入りの飼料を与えられる。
生まれてすぐの去勢、抜歯にはじまり、奴隷船さらがらの寿司詰め輸送、
その過程で命を落とさなかったものには
最後には無念の屠殺が待っている。
そんな苦痛の念がスーパーで奇麗にパッキングされた肉には
内包されている気がしてならないのです。

人間は縄文時代から食肉をしていたであろうから
それを全否定しているのではなく、ただその環境が
あまりに惨いのでげんなりしているのです。
日本には他にもおいしいものはいくらでもあるのに、
そこまでして食べるか!?という単純なニ択でもあると思うのです。
それに、自分の「歯」を見ればわかるように、
犬歯は人間は4本のみで、やはりこれは、
元来、我々日本人が穀菜食であったことを物語っていると思います。

とは言え、かく言う自分も以前は
近所の鰻の加工場でバイトしていたこともありました。
精力の源としておなじみのこの魚の生命力は凄まじく
頭を切り落とした状態でも数分は動き回り、生きています。

本当にお金のない時だったから、ただ収入のことだけを考え
毎日手を血で汚しながら、ひたすら捌きまくっていました。

盲目に意図的になり、命を考える余裕すらありませんでした…。

「余裕のない現状」は、とても今の社会とダブって見えます。


マクロビの基本的な考え方に
「気」のあるものを頂く、というのがあります。

これは、食肉であれ同じことだと感じます。

ですから、スーパーでそれと対峙したときに
どこまで想像力を働かせることができるか、
が肝でもあると思います。

また、肉を食べないとたんぱく質不足になる、精がつかない、
という、これこそまさに風評とも言える判断にも疑問符がつきます。

大豆には牛肉とほぼ同等のたんぱく質が入っていますし、
肉は消化されエネルギーに転化されるまで1週間以上かかるという
データもあります。

肉は腸のなかで消化される際、アンモニアなどの毒を発生させます。
これを解毒しているのが肝臓ですが、
現代人の食生活は肝臓に負担をかけ続けるものでもあります。
便やおならが臭い人は、腸のなかが腐敗菌でいっぱいになっているはずなので
こんにゃくや枇杷(びわ)の温湿布はじめ、肝機能のケアをおすすめしたいです。
温められることによって、血流が良くなり機能も向上します。
一回やると不思議なすっきり感が得られて気持ちいい〜ですよ!

話をもとに戻すと
畜産の現状を知ることは
世界の経済流通を知ることにも繋がります。
一人一人が少し想うだけで変わることがあると思います。
原発のことも同じだと思います。


まずは隣の人をハッピーにしていきたい。
そのために食も音楽も在ると僕は確信しています。

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