再覚醒

Posted: 2012/01/15
金曜のOPENは工藤校長のラテンやファンクなど
普段なかなか聞けないであろうセットが飛び出したり
飛び入りMCがあったりとで貴重な楽しい夜でした。
翌土曜の『ZETTAI-MU』@AIRは
先月発売になったAOさんのCD『ARROW』の楽曲を
爆音サウンドシステムで体感できたのがまず嬉しかったし
何よりダブステップの洗練さとジャンルレスな広がりを改めて
感じることが出来た事が大きな収穫でした。
ラウンジフロアもルーツ〜ダブ路線のセレクトで挑みましたが
気づけば大盛り上がりでこちらも楽しい夜でした。
おつきあい頂いた皆さん、ありがとうございました!

この二日間のDJで面白いアイデアが浮かんだので
また新しいミックスを作ろうと思います。
(ミキサーもやっと修理から帰ってきたので…)


なぜかわかりませんが、確実に僕がDJを始めた10年くらい前とは
東京の夜の様相は変化したことを昨夜は改めて感じたりもしました。
夜出歩く人種も、実はもうすでに淘汰はふた周りくらいしてて
確信犯的と言うか本当に好きな人しかいないんだな〜という感じでした。
昔のように少ない情報を嗅ぎ付けて
一晩にアンダーグランドな所に500人くらい集まってしまう、
なんてことも、もう現実的に考えにくいんだろうな、と思いました。
そのことを踏まえた上で、逆算的に「音楽の目的」を考えれば
価格、規模、時間などは決まってくる気もします。
基本は勿論「ハレ」から「ケ」の演出ですが
もはや等身大とは言えないその感覚が麻痺してきた2000年代前半からの
「再覚醒」の時期が今なのかもしれません。
東京で打つ意味の大きな理由は、
集客/システム(箱)に他ならないと思いますが
逆にそこがクリアできれば、自由でもあるのです。
移動型サウンドシステムとそれに付随するパーティーを
日本で成功させたら革命だと思います。


…そんな妄想をしつつも
部屋の中で、電気を使ってタンテ回して音楽を聞いているという
その小さな小さな音楽環境があることに満足を感じ感謝するしかない、
という現実があるのもリアル東京ライフなのであります。

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