JOURNEY#3

Posted: 2011/04/28
今週末土曜は静岡RajishanにてDJ行ってきます。


M8クラス巨大地震がいつ起きても
おかしくないと言われている昨今ですが、

静岡はまさに御前崎にある
浜岡原発(東名高速からも見えます)
がある場所です。

ちょうど今日、
現在点検停止中の原発を7月から
再稼動するというニュースがやっていましたね。
http://bit.ly/kEjjgS


これに対し、静岡県の川勝知事は
「中部電力が示している津波対策は不十分で、
現状のままでは3号機の7月の運転再開を認めるのは
非常に難しい」と反発しています。


元設計者も
浜岡原発は地震に耐えられないと証言しています。
http://bit.ly/fw5bT9



原発問題を考えるとき、
僕は想像力の欠如を促してきた
今の社会風潮にも問題があると思います。

手のすぐ届くところに欲しいものがあり、
一方的に与えられる事の方が圧倒的に多く、
自分で能動的に考え、行動する、という
動物的感覚にフィルターをかけられてきた結果が、
この危機意識の欠如にも少なからず繋がっていると思うのです。



先日杉並区の区議会議員選挙がありました。
立候補者の意見と共に、この街についても調べてみたのですが
ここ杉並は1954年の「第五福竜丸事件」後の
反原水爆運動、主婦が中心となり発足したその署名運動
最終的には全国で32,590,907名(日本の人口の1/4 !!)
もの人数を集めた(http://bit.ly/mo1xlS
始まりの場所でもあるのです。

その民意が何処にいってしまったのか
それも気になるところですが
反原発を言おうものなら、
大きな権力に干されることを見越してか
そういった主張を真っ向から言う議員は
ごくわずかなことに僕はまた落胆しました。
近い存在であるが故になおさらです。

では
当時の運動で活躍なさっていた方々はどうしているのか?
なぜ、東京都民は原発を推進する石原慎太郎を選んだのか?

冷静に考えてみた。

もう亡くなっているのである。

65年前の出来事、
その当時25才の方だったら、もう90才。
存命の可能性の方が低いのは容易に想像できます。

また、もう一つの理由としては
1953年に米大統領アイゼンハワーが提唱した
ATOMS FOR PEACE”でしょう。

これによって、原子爆弾ではない、
クリーンな核利用はOK、という風潮が
広まったことも想像できます。


また、これは持論ですが
祖父母、親子が一緒に住まない、
「核家族」が増えたことにも原因があるのではないかと思っています。

世代間の意識の隔たりは
どこかの誰かが与えた美意識によって大きくされ
また、
「和」を重んじる日本人の感性とも相まって
大衆意識はレスコミュニケーションでイージーな決断を
仰ぐような方向へと進んでいってしまったのではないでしょうか。

「会話」という、「会って話す」文化さえも、
無意識的に皆の日常の中から
忘れ去されようとしているような風潮さえ
最近は感じます。

アフリカには集会場が今も多くあるそうです。
それは昔から、人々は会って互いの“生”を
確かめていたからだと思います。


現代を生き、繋がる、ということの意味を
日々僕自身も自問し続けています。

Never Stop Thinking About Future..

JOURNEY #2

Posted: 2011/04/26
先週末の新潟~山形~福島ツアー、
お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。

まず今回のツアーで、一番に感じたことは
「日本」を作っているのは山であり海であり、
「人」ではないということ。

記憶の奥深くにあるような原風景、
そこに暮らす人々や美しい里山を
上越~東北地方でいくつも目にしました。







都会にいると気づかない、
高度に侵食された文化や隣人との奇妙な距離感、

それが自分の中にもあることがはっきり分かったし、

人間が生きる=食べる という根源的な行為

日本人がいかに考え、いかに生きてきたか
共同体として生きるとは何か、
答えが見えた気がしました。





TOUR

Posted: 2011/04/20




今週は、
木曜→長岡・音楽食堂
金曜→山形Sandinista
土曜→会津若松REDINK

いずれもレゲエパーティーにてDJやらせて頂きます。

レゲエの歌詞は、現在の社会を予言していることも多く、
今、このタイミングでとても心に響きます。

“ルーツ&カルチャー”

歴史を知ることが文化に繋がる、
そう我流ですが解釈してます。

明日、何が起きてもおかしくないこの状況、
先日も書きましたが生きてる実感に満ち溢れています。

このタイミングで
遠方の友人や仲間と集えるのはラッキーなことですし、
ヴァイヴス共有して明日への糧にしていきたいと思います。


現地のみなさん、よろしくお願いします!!



“REUNION”

Posted: 2011/04/19



4.29“REUNION”フライヤーとWEBを作成しました。

ラティール考案で地震の前夜に決まったこのタイトル、
まさに今を生きる僕らにとって、大切なキーワードだと思います。

今月いっぱいで東京を去る仲間もたくさんいます。

これから先、この場所の意味も変わってくることでしょう。

音楽を通じ、未来を共有しましょう。

http://reunion-tokyo.blogspot.com/


ANTI NUCLEAR DEMO 2011.4.10

Posted: 2011/04/18


























JOURNEY

Posted: 2011/04/03
ずっと考えてた。
長い時間だった。

毎日が過ぎていくことがとてつもなく長く感じてた。
逆を言えば、毎日とてつもなく生きてる実感を得ている。

あの日以来、色んな価値観がひっくり返った。

目の前にあるもの全てが、
「虚」と「実」でぱっくり二分割された。

真のカオスは物との間ではなく、
精神の中にあったことに気付いた。

そして、自分が何処にいるのかも。




事実として言いたいことは山ほどある。

僕というメディアが、
出来ることの可能性に
挑戦しなくてはならないとも思う。




先日、高円寺の反原発デモに行った。

東京に今いることの意味を問われたら、
ある意味答えは全てここに集約されるはずだ。

「俺は死ぬ事なんて怖くねーよ」
とイキガッテるような素振りの人もいっぱい見るけど、
少なくとも、
こんな時代にした責任だけは忘れないで欲しいと思う。


僕らにはその責任を全うする義務があると思うから、
次の世代のために、残るもののために
すべきことがあるはずだ。


「繋がり」
という言葉が時代のキーワードになっているが
本当の繋がりとは何だろうか

遠くの島で亡くなった命と、
東北で亡くなった命に違いなどあるだろうか。

日本人のルーツをたどれば、
皆、中国大陸から来ているのであり、
ネイティヴインディアン然り、ペルーの山の人然り、
ルーツをたどれば皆同じ土地に住む人間である。

底の底をみれば、
言わずもがな一人の人間に辿り着く。

それが
「国家」と「金」という
張りぼてによって、
隣人を疑い、憎み、妬み、
自分の考えに合わないものは
排除しようとする風潮が生まれた。



大雑把に言えば、
これが現世を生きる人間のカルマだと思う。


他人を自分と思えない

今、この感覚を得ることの出来るもの、
それは家族だけであり、
近い血の繋がりが実証されているもののみだ。


無償の愛


ホントにこれだけだと思う。
世界を救えるものは。



各々が、
今、生きる意味、
そして今、一人で生きていない、
という意味を考え、実感すべきだと思う。